SFFMetric

SMALL FORM FACTOR / MEASURED

REVIEW 002 / VALUE MINI PCSFFMETRIC EDITORIAL FEATURE

Ryzen 3 7330U+16GBオンボードメモリ、
SATA SSDで割り切った「NiPoGi P2」

公開日:更新日:

Zen 3世代の4コア8スレッドCPUを搭載しながら、16GBのオンボードメモリと256GBのM.2 SATA SSDで、4万円台を実現した割り切りモデルを実機でテスト。

TESTED 2026.09RYZEN 3 7330U16GB / 256GB SATAWINDOWS 11 PRO
NiPoGi P2の外観
NiPoGi P2、実測128×128×48mm、本体重量448g

前回のBOSGAME E5に続き、今回も低価格帯から実用性の高そうなミニPCをAmazonで購入した。選んだのはNiPoGi P2のRyzen 3 7330U搭載モデル。4コア8スレッドのZen 3 CPUにRadeon Graphicsを内蔵し、16GBのオンボードメモリ、大胆にも256GBのM.2 SATA SSDでストレージは要検討。CPU・GPU性能、ストレージ、ブラウザ、冷却、消費電力から内部構造を実機ベースで確認してみた。

SELF-PURCHASED / AMAZON AFFILIATE

NiPoGi P2 16GB / 256GB

レビュー機は自費で購入しています。本記事にはAmazonのアフィリエイトリンクを含み、リンクから商品が購入された場合、SFFMetricに紹介料が入ることがあります。

SPECIFICATIONS

Ryzen 3 7330Uと16GBオンボードメモリ

NiPoGi P2は複数のCPUバリエーションを展開する。購入した個体はAMD Ryzen 3 7330Uモデルで、4コア8スレッドのZen 3 CPUを搭載する。メーカー公式のオンラインストアにはRyzen Embedded R2544も掲載されている。

Ryzen 3 7330Uの公称デフォルトTDPは15W、最大ブーストは4.3GHz。前回レビューしたRyzen 3 5300Uとコア・スレッド数は同じだが、CPUアーキテクチャはZen 2からZen 3へ更新され、L3キャッシュは4MBから8MBに増えた。実機の持続性能はCPUの公称値だけでなく、電力設定と冷却にも左右されるため、後半で測定結果を確認する。

NiPoGi P2 Ryzen 3 7330U購入個体の主要仕様
CPUAMD Ryzen 3 7330U / 4C8T / Zen 3 / Barcelo R
Up to 4.3 GHz / Base 2.3 GHz
GPUAMD Radeon Graphics / 6C / 1800 MHz
メモリ8GB×2 LPDDR4X / 3200MT/s
SK hynix H9HKNNNFBMAVAR-NEH
SSD256GB M.2 SATA / KEYWAY KY281-256GB
M.2 SATA / NVMe対応空きスロット×1
LANRealtek RTL8168/8111系 / 1GbE×1
Wi-FiRealtek RTL8821CE / 802.11ac(Wi-Fi 5)
BluetoothBluetooth 5.0(LMP 9.453)
OSWindows 11 Pro 25H2
ACアダプタ19.0V / 3.42A / 定格64.98W
インターフェースUSB-A(USB 3.2)×6
USB Type-C(USB 3.2)×1
HDMI
DisplayPort
1GbE LAN
3.5mmオーディオジャック
本体サイズ(実測)128×128×48mm(縦×横×高さ)
本体重量(実測)448g

HWiNFOのシステム概要ではRyzen 3 7330U、16GBメモリ、KEYWAY製256GB SATA SSDを確認した。メモリはBIOS上でChannel A・Bに8GBずつ、3200MT/sとして認識された。CPU-Zでも約1596MHz、2×64-bitと整合する。物理DRAMの刻印とCPU-Z・HWiNFOのメーカー表示には不一致がある。詳細は後程。

HWiNFOで確認したNiPoGi P2のCPU、メモリ、ストレージとOS情報
HWiNFOで確認したNiPoGi P2の主要構成
BIOSでChannel AとBのメモリが各8GB、3200MT/sとして認識された画面
BIOS上のメモリ認識、Channel A・Bに各8GB
DESIGN

メタリックシルバーのプラスチック外装

NiPoGi P2は正方形に近いシルバーの筐体で、天板と側面のスリット部分から銅色のアクセントを入れた通気部が見える。筐体はプラスチック、全体的にややチープな質感で銅の差し色が拍車をかけている。底面には広い吸気開口があり、天板と側面のスリット、さらに左右側面と背面に通気スリットを備える。実測サイズは128×128×48mm、重量は448g。

NiPoGi P2の天板と前面を見下ろした外観
天板と前面の外観
NiPoGi P2の背面と側面、天板周囲の通気スリット
背面と側面の通気スリット、天板周囲の銅色アクセント
NiPoGi P2の底面と製品ラベル
底面の吸気開口と製品ラベル

付属品にはACアダプタ、ACケーブル、HDMIケーブル、マニュアル、VESA固定用と思われるプレートとネジ類を確認した。ACアダプタの表示出力は19.0V / 3.42A、64.98Wだ。

NiPoGi P2の付属品一式
ACアダプタ、ACケーブル、HDMIケーブル、マニュアル、固定用プレートとネジ類
NiPoGi P2付属ACアダプタの定格表示、19.0V 3.42A 64.98W
付属ACアダプタの定格出力は19.0V / 3.42A、64.98W
PORTS

Type-Aを6基、有線LANは1GbE

前面に電源ボタン、USB-A(USB 3.2)×2、USB Type-C(USB 3.2)×1、3.5mmオーディオジャック。背面にUSB-A(USB 3.2)×4、HDMI、DisplayPort、1GbE LAN、DC INを備える。

NiPoGi P2の前面ポートと電源ボタン
前面の電源ボタン、USB Type-A×2、Type-C、音声端子
NiPoGi P2背面のHDMI、DisplayPort、LAN、USB端子とDC入力
背面端子の拡大
NiPoGi P2の背面ポート
背面のHDMI、DisplayPort、1GbE LAN、USB Type-A×4、DC入力
INSIDE

天板側からSSDと無線カードへアクセス

背面側のネジを1本外し、つまみをスライドすると天板のロックが解除される。蓋を外すとアルミカバーがあり、いかにも2.5インチSSDが収まりそうなスペースが現れるが、接続するためのケーブルなどは無い。

NiPoGi P2の天板を持ち上げた状態
背面側のネジを外し、天板のロックを解除して持ち上げる
天板を外した内部の金属カバー
天板の下にあるアルミ製の内部カバー
取り外したNiPoGi P2内部カバーの裏面
内部カバー裏面のM.2 SSD用シート貼付位置、シートは未装着
天板と金属カバーを取り外したNiPoGi P2の内部
SSD、無線カード、空きM.2コネクタを確認できる内部

アルミカバーの裏側には、M.2 SSDの冷却用に熱伝導シートの貼り付け位置がマークされているが、熱伝導シートは付いていなかった。アルミカバーの下にはKEYWAY製M.2 SSD、無線LANカード、2基目のM.2コネクタがある。メモリはSO-DIMMではなく基板直付けで、CPUが実装されている裏面にある。ちなみに銅色の部分はプラスチック。プラスチックのツメではめ込まれて固定されているので、そこそこ力を入れないと外せない。

256GBのM.2 SATA SSD

標準SSDはKEYWAY KY281-256GB。CrystalDiskInfoはSerial ATA / SATA 600と表示された。空きM.2コネクタ部分SSD_CON1には「PCIE+SATA」のシルク印刷が見える。ストレージ用のM.2スロットは2基備える。基板上の「SSD_CON2」はM.2 SATA専用で、NVMe SSDは認識しなかったが、「SSD_CON1」はM.2 SATAとNVMeの双方に対応し、NVMe SSD装着時はPCIe 3.0 x4での動作を確認した。

NiPoGi P2標準搭載のKEYWAY製M.2 SATA SSD
標準搭載のKEYWAY KY281-256GB、M.2 SATA接続
NiPoGi P2基板上の空きM.2コネクタ
2基目のM.2コネクタ、SATAとNVMeの認識を実機で確認
NiPoGi P2に搭載されたRealtek製無線LANカード
Realtek製の無線LANカード

オンボードメモリと冷却

メモリはSK hynix製8GB LPDDR4Xモジュール(H9HKNNNFBMAVAR-NEH)2個のオンボード実装。しかしCPU-ZやHWiNFOではMicron Technology(MT53E1G32D4NQ-046WTE)となっている。

調べてみると実メモリの固有情報ではなく、ファームウェアなどに上書きされているダミー値のようだ。おそらく別モデルのファームウェアをベースにしていたり、仮情報として入力した値を修正せずに製品版に適用しているようだ。実物と表示情報が異なるのは何となくもやもやするが、一応問題なく動作している。

Ryzen 3 7330UはAMD公式仕様でLPDDR4X-4267まで対応。BIOSでも各チャネルとも最大4266MT/sと表示されるが、Current Speedは3200MT/sとなっており、製品側の設定で動作速度を抑えているようだ。

タスクマネージャーで確認した16GB LPDDR4メモリと動作速度3200MT/秒
タスクマネージャーのメモリ画面、16GB LPDDR4・3200MT/秒
NiPoGi P2基板上に直付けされたメモリチップ
基板裏面のSK hynix製メモリチップ、SO-DIMMスロットはなし
CPU-ZのMemoryタブ、16GBのメモリ容量と2×64-bit表示
CPU-Zで確認したDRAM情報
CPU-ZのSPDタブ、メモリ情報の表示
CPU-Z SPD、表示上のメモリ情報
NiPoGi P2の冷却ファンを上から見た状態
大型のシングルファンと周囲のフィンスタック
NiPoGi P2の冷却ファンと基板
冷却ファンと前面側の基板配置

冷却は大型のシングルファンとフィンスタックのヒートシンクで筐体底面から吸気して、周囲のスリットから排気する構造。裏側部分はCPU部分にグリス、電源回路部分に熱伝導シートが貼り付けられている。

取り外したNiPoGi P2の冷却ユニットと基板
冷却ユニットを取り外した基板
冷却ユニット裏面の熱伝導材
冷却ユニット裏面の接触部と熱伝導材

DC INコネクタは基板に直接取り付けられていることが多いが、コードで引き出されて筐体側にコネクタが取り付けられている。おそらくUSBポートをはじめとするI/Oが多く基板上に実装できなかったのだろう。

NiPoGi P2のDC入力端子から基板へ引き出された配線とコネクタ
DC IN端子と基板側の配線
PERFORMANCE

日常処理は十分、3D用途は設定次第

Cinebench 2026

Cinebench 2026.1.3ではCPU Multi Threadが1,313 pts、CPU Single Threadが319 pts、MP Ratioが4.11xだった。どちらも10分のTest Throttlingを設定して測定している。

Cinebench 2026.1.3の結果
項目結果
CPU Multi Thread1,313 pts
CPU Single Thread319 pts
MP Ratio4.11x
Cinebench 2026の結果、Multi 1,313 pts、Single 319 pts、MP Ratio 4.11x
Cinebench 2026、Multi 1,313 pts、Single 319 pts、MP Ratio 4.11x

CPU使用率90%以上が連続した高負荷区間では、コア実効クロック平均3,583.5MHz、CPU温度平均83.9℃、CPU PPT平均27.9W、AC入力平均35.0Wだった。サーマルスロットリングは確認されておらず、実効クロックの細かい変動は温度による性能低下ではなく、設定された電力枠の中でBoostクロックを細かく調整している挙動と見られる。CPU Performance / Wattは1,313 ÷ 34.97Wで約37.5 pts/Wとなる。

DATA / THERMAL-CLOCK-POWER

Cinebench 2026 温度・実効クロック・AC消費電力推移

CPU高負荷区間を3秒平均で表示 / 負荷開始前後の低負荷区間を各30秒に統一 / 室温25℃±1℃

PCMark 10

PCMark 10はValid scoreで5,248。内訳はEssentialsが7,731、Productivityが10,532、Digital Content Creationが4,819だった。

Productivityは1万点を超えており、WebやOfficeを中心とした日常処理でパフォーマンス不足は無いが、Digital Content Creationは4,819。より負荷の高いコンテンツ制作などの処理では、CPUと内蔵GPUのクラス相応の差が出る。

BENCHMARK / MEASURED

CPU・システム・ストレージ

PCMARK 105,248valid score
CINEBENCH MULTI1,313pts / 10-minute test
CINEBENCH SINGLE319pts
SSD SEQ READ528.25MB/s
SSD SEQ WRITE404.63MB/s
SPEEDOMETER 3.120.33-run average
PCMark 10測定結果
PCMark 10Score
PCMark 105,248
Essentials7,731
App Start-up5,368
Video Conferencing8,023
Web Browsing10,733
Productivity10,532
Spreadsheets12,397
Writing8,949
Digital Content Creation4,819
Photo Editing7,037
Rendering and Visualization4,237
Video Editing3,755
PCMark 10でNiPoGi P2が総合5,248を記録した結果画面
PCMark 10、Overall 5,248

3DMark

3DMarkのリザルト画面には、同一CPU・GPU構成のハードウェア平均値も表示される。SFFMetricの実測比較ではないため参考値として扱うが、同一構成内で今回の個体がどの位置にいるかを見る材料にはなる。

4テストすべてで3DMark表示の平均値を14.6~52.0%上回った。今回の個体は同一CPU・GPU構成の平均より高いスコアを示したが、平均の集計条件や個体数を確認することはできないので参考数値として厳密な比較には使わない。

3DMark測定結果
テスト総合主な内訳
Night Raid11,474Graphics 12,417 / CPU 8,024
Fire Strike2,756Graphics 2,976 / Physics 13,422 / Combined 1,004
Steel Nomad Light910Graphics 6.75 FPS
Time Spy1,061Graphics 941 / CPU 3,903
3DMark表示の同一構成平均との参考比較
テストP2実測3DMark表示の平均差
Night Raid11,4749,546+20.2%
Fire Strike2,7562,404+14.6%
Steel Nomad Light910694+31.1%
Time Spy1,061698+52.0%
3DMark Night Raidの総合スコア11,474
Night Raid、Overall 11,474
3DMark Fire Strikeの総合スコア2,756
Fire Strike、Overall 2,756
3DMark Steel Nomad Lightの総合スコア910
Steel Nomad Light、Overall 910
3DMark Time Spyの総合スコア1,061
Time Spy、Overall 1,061

3DMark CPU Profile

CPU ProfileはMax threads 2,976、16 threads 3,001、8 threads 3,006、4 threads 2,641、2 threads 1,552、1 thread 835だった。スレッド数別の結果を以下に示す。

3DMark CPU Profileのスレッド数別スコア
ThreadsScore
Max threads2,976
16 threads3,001
8 threads3,006
4 threads2,641
2 threads1,552
1 thread835
3DMark CPU Profileの結果、最大スレッド2,976、1スレッド835
3DMark CPU Profile、Max threads 2,976、1 thread 835

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク

実際の3Dゲームプレイを想定した環境として参考になる。GPU高負荷区間では使用率がほぼ上限に張り付いた。1080pであっても負荷の高いタイトルでは余裕は小さく、グラフィックス設定を調整しながら遊ぶ、という使い方が理想だ。

1920×1080 標準品質(ノートPC)とした場合でもスコアは3,302で「設定変更を推奨」となっている。高品質時のグラフからもわかるように、高負荷区間ではGPU使用率は平均約97%、GPU実効クロックは平均約1,750MHzだった。一方、CPU使用率は平均約21%、CPU実効クロックは平均約770MHzで、GPUがボトルネックになってCPUが遊んでしまっている。グラフ上の3秒平均が最大となったのはベンチマーク開幕のスパイク部分で、約42.5Wが確認できる。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク測定結果
設定Score判定
1920×1080 高品質(デスクトップPC)/ FSR2,231設定変更を推奨
1920×1080 標準品質(ノートPC)/ FSR3,302設定変更を推奨
FF14ベンチマーク、1080p高品質(デスクトップPC)/ FSR、Score 2,231
1080p高品質(デスクトップPC)/ FSR、Score 2,231
FF14ベンチマーク、1080p標準品質(ノートPC)/ FSR、Score 3,302
1080p標準品質(ノートPC)/ FSR、Score 3,302
DATA / LOAD-POWER

FF14 黄金のレガシー 高品質時の負荷と消費電力

高品質ベンチマーク中の負荷を3秒平均で表示 / 負荷開始前後の低負荷区間を各30秒に統一 / 1920×1080 高品質(デスクトップPC)/ FSR
DATA / THERMAL-CLOCK-DUAL

FF14 黄金のレガシー 高品質時のCPU・GPU温度と実効クロック推移

CPU・GPU温度と実効クロックを3秒平均で表示 / 負荷開始前後の低負荷区間を各30秒に統一 / 1920×1080 高品質(デスクトップPC)/ FSR

CrystalDiskMark

CrystalDiskMark 9.0.3 x64、3回、8GiBで測定した。SATA接続のSSDとしては可もなく不可もなく特に問題はないが、NVMeの速度に慣れていると大容量データのコピーだけでなく、アプリケーションの起動でも遅く感じる。また256GBの限られた容量も悩ましい。今回のテストを実施するにあたって、Windowsアップデートや各種ベンチマークソフトをインストールすると使用率は全体の30%を超える。

CrystalDiskMark測定結果
テストReadWrite
SEQ1M Q8T1528.25 MB/s404.63 MB/s
SEQ1M Q1T1479.26 MB/s364.20 MB/s
RND4K Q32T1226.52 MB/s78.64 MB/s
RND4K Q1T125.15 MB/s48.79 MB/s
CrystalDiskMark 9.0.3の測定結果、SEQ1M Q8T1 Read 528.25MB/s、Write 404.63MB/s
CrystalDiskMark 9.0.3、SEQ1M Q8T1 Read 528.25MB/s、Write 404.63MB/s
CrystalDiskInfoが標準SSDをSerial ATA、SATA 600として認識した画面
CrystalDiskInfoで確認した標準SSDのSATA接続

ブラウザベンチマーク

低価格帯のミニPCでは、CPUの絶対性能だけでなく、普段使いのWebアプリがどれだけ軽快に動くかも重要だ。Microsoft Edgeを使い、Speedometer 3.1とJetStream 2.2をそれぞれ3回測定した。

Speedometer 3.1は3回平均で20.3。実際のWebアプリ操作に近いワークロードを使うテストで、Webブラウジングやブラウザベースのアプリを中心とした普段使いの軽快さを見る指標として扱っている。1回だけ18.5と落ち込んだが平均値は良好だ。

JetStream 2.2は3回平均で297.100。JavaScriptやWebAssemblyを中心とした処理性能を見るテストで、SpeedometerよりCPUとブラウザエンジン寄りの性能が反映される。

ブラウザベンチマーク測定結果
テスト1回目2回目3回目3回平均
Speedometer 3.121.018.521.420.3
JetStream 2.2296.381300.770294.150297.100
Speedometer 3.1 Run 1、Score 21.0
Speedometer 3.1 Run 1:21.0
Speedometer 3.1 Run 2、Score 18.5
Speedometer 3.1 Run 2:18.5
Speedometer 3.1 Run 3、Score 21.4
Speedometer 3.1 Run 3:21.4、3回平均20.3
JetStream 2.2 Run 1、Score 296.381
JetStream 2.2 Run 1:296.381
JetStream 2.2 Run 2、Score 300.770
JetStream 2.2 Run 2:300.770
JetStream 2.2 Run 3、Score 294.150
JetStream 2.2 Run 3:294.150、3回平均297.100
NETWORK

iPerf3による1GbE LAN ベンチマーク

iPerf3は30秒・4 Parallel Streamsで送受信を測定した。対向には2.5GbE対応サーバーを用意、NiPoGi P2からサーバー、サーバーからNiPoGi P2のどちらも3.32GBを転送し、949Mbpsを記録。1GbEとして上限近くまで利用できている。

無線LANはRealtek RTL8821CEの802.11ac。BluetoothアダプターはLMP 9.453で、Bluetooth 5.0として動作している。最新世代の無線環境ではないが、CPUの世代や総合的なパフォーマンスを考えれば、実用上は十分な組み合わせだ。

IPERF3 / 30 SECONDS / 4 STREAMS

P2 → SERVER949Mbps / 3.32GB
SERVER → P2949Mbps / 3.32GB
LINK RATE1Gbps ×1 port
iPerf3の最終試行でNiPoGi P2の有線LANが約949Mbpsを記録した画面
iPerf3、30秒・4 Parallel Streams、送受信とも949Mbps
THERMALS

CPU PPT約28Wの持続負荷

Cinebenchの高負荷区間ではCPU温度が平均83.9℃、最大85.2℃、コア実効クロックは平均約3.58GHz。CPU PPTは平均27.9W、最大28.1Wで、設定上限付近を維持した。

HWiNFOの電力制限理由は高負荷区間の70.9%で「はい」だったが、HTC / PROCHOT CPU / PROCHOT EXTによるサーマルスロットリングは確認されなかった。今回の持続負荷では、温度限界より約28Wの電力枠が動作を制御していたと考えられる。

FF14ではGPU使用率が平均約97%、GPU温度は平均約60℃。高品質・標準品質の両ログでもサーマルスロットリングは確認されなかった。

ROOM TEMPERATURE25℃ ±1℃
CPU TEMPERATURE平均83.9℃
CPU MAX85.2℃
POWER

アイドル約6.1W、CPU高負荷35.0W

Cinebench測定前後の安定した無負荷区間を各約1分集計すると、AC入力側の中央値は約6.1W。CPU高負荷区間は平均35.0W、最大42.4Wだった。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークはGPU高負荷区間全体の平均で、高品質設定が33.4W、標準品質が34.4W。瞬間値ではなく、GPUが継続して高負荷になっている区間をまとめた平均値だ。

付属ACアダプタは19.0V / 3.42Aの定格64.98W出力。上の消費電力はコンセント側のAC入力を測った値で、アダプタのDC出力定格とは測定位置が異なる。

IDLE / AC SIDE約6.1W
CPU LOAD / AVERAGE35.0W
CPU LOAD / RAW MAX42.4W